特徴
1.衛生的
発酵熱による85度~90度の高温状態を2日以上維持することにより、病原菌や雑草の種子を死滅させます。
2.悪臭がない
発酵・後熟期間を十分とり、消臭材として有用微生物群も併用しているため汚泥特有の臭いはありません。畑に施しても、臭いが戻ることもありません。
3.作物に優しい
完熟発酵なので、未熟有機物によるガス発生、根やけ等の障害の心配はありません。
4.扱いやすい
高温発酵で(含水率が30~35%まで水分が蒸発し)べたつきません。
5.安全
肥料法の「汚泥肥料」として登録済み。重金属や有害成分の基準値を満たしています。
効果
1.豊富な有機物による土壌改良
腐植含量の増加
土壌微生物の増加
団粒化促進
物理性・化学性の改良
CEC(Cation Exchange Capacity 塩基置換容量)の増加
2.養分供給
土壌養分の多様化
緩効的な肥料効果
3.土壌病害の軽減
土壌微生物相が多様化し、病原菌の抑制が期待される
EM活用
EMは、生ごみはもとより、畜産や水産、各種の農業廃棄物の処理や下水処理にも威力を発揮しており、その成果は多くのリサイクル事業との連動を可能ならしめている。
EM活用の事業内容
汚水浄化、環境浄化 :安全で低コストの生物的処理の紹介・相談
実験圃場の設置 :製品、EMの効果確認
農事研修会 :EM農法の指導、相談、情報交換など
EM商品の販売 :EMの普及・環境保全の推進
EM(有用微生物群)とは
EMはEffective(有用な)Microorganisms(微生物群)の略で、琉球大学名誉教授の比嘉照夫氏が開発されました。安全性、有用性を第一に自然界から選抜された乳酸菌・酵母菌・光合成細菌など10属80種類以上の微生物が特殊な技術により複合培養されています。多種多様の微生物が相互に連動し合い、相乗効果を発揮する仕組みになっており、農業・環境・医療・工業など、様々な分野でEM技術が応用されています。
EM効果 環境・畜産
有機物の発酵促進 :有機物を腐敗から発酵に移行。悪臭の緩和。
畜産においては良質の堆肥生産。
有毒ガスの分解 :アンモニア、硫化水素などの悪臭の元を分解。
腐敗菌の増殖抑制 :速やかにEMが増殖し、腐敗菌を寄せ付けない。
活性化させない。
EM効果 農業
土の団粒化促進 :微生物の代謝物や有機物の分解に伴う土壌の団粒化。
保肥力・保水力の改善。
連作障害の防止 :微生物相のバランス保持。
発芽・発根・活着促進:苗揃いがよく、根も丈夫になる。
未熟有機物の分解促進:ガス害、根やけ防止。
作物の品質向上 :健全な生育で病虫害に対する抵抗力がつく。
糖度・日持ちが良くなる。